アシナ

北風の末裔
誕生日:8/13/所属:奔狼領/神の目:氷
命ノ星座:宝珠鈴座/武器:法器/ICV:瀬戸麻沙美

「この世界は”わたしの世界”とかけ離れている。不便もあるけれど、退屈はしない」

――午後の死を煽ってからの一言

設定

同じ奔狼領で生活しているレザーには姉のように接し、狼達は良き隣人。
普通の人よりもやや長命で老化も緩やかな為、見かけより実年齢は上。
そんな彼女の中身は所謂異世界転生をした現代日本人である。
数年前に今の現代人の意識が覚醒したため、傍からみたら突然性格が変わったように見えるのだが、特に人と接していなかったため何も問題はなかった。一族の誰かの持ち物だった神の目にもこの時に共鳴した。
いままでこの世界で生きた記憶と、日本で生きていた記憶のどちらも彼女は持っている。

【ひとこと紹介】
魔神・アンドリアスを祀る一族の末裔、人の立ち寄らない奔狼領で暮らしている。
人より長く生き、そして誰にも言えない秘密がある。
【紹介】
モンドで狼少年の噂と共に耳にするのは奔狼領に住まう旧き一族の存在だ。人の立ち寄らないその地で暮らす一族は北風の狼の血を引いているとか、人ではなく精霊の類であるとか……。
アシナはその一族の末裔だが、人よりも長く生きることや緩やかな老いよりも他人には言えない神秘があった。
それは彼女にとってこれが二度目の人生であることだ。

キャラクターストーリー(クリックで開閉)

キャラクターストーリー
アシナは奔狼領に住む旧き一族の末裔だ。
伝承の時代。北風の狼に助けられた流浪の民が、その恩に報いるためにこの地に根付いたのだという。
それが嘘か真かはもう北風の狼しか知らないが、彼は多くを語らない。何せ滅多に姿も見せないのだ。
そんな狼を祀る最後の一人であるアシナのもとにやってくるのは、奔狼領に住む狼達と、彼らのルピカである少年だった。
多くを語らぬ人間嫌いの北風と狼に囲まれた生活が、すべての真実なのだろうとアシナは思っている。
キャラクターストーリー2
アシナの暮らしは質素なものだ。 自身と森のもの達と流れ者と赤子のために必要な糧を己の手で育てたり、森から授かったりして手に入れる。
薪を割り、織物や繕い物をしたり、壊れたものを直したり、狼や鳥達の相手をしたり。勿論、これら以外にも彼女はいろいろな事をする。
そうして一日の終わりには風の声を聞いて星を眺め、日記を書いてから北風に祈って眠りにつく。
アシナはだいたいの事は自分でできる。一族は奔狼領で暮らすための知識を全て残しており、アシナはそれをよく理解しているからだ。
本当に時々人里に下りて、自分ではどうしようもできないものを調達したり、人の世の動きを知る。
変化のない今の暮らしをアシナはとても気に入っている。
キャラクターストーリー3
レザーという少年はアシナにとって最も近しい人間……いや、狼かもしれないが。最も近しい生き物だ。
レザーがレザーになる前、アシナがいまのアシナになる前から関わりはあったが、近年は特に親しくしている。
彼は拙い言葉と人の世を知らないことから幼く見えるが、多くの知識をもっているし。その動物的な直感は人間の柵に曇らされることなく物事を選び取る。
仲間を思いやる優しさも、仲間を守る勇ましさも持っている。何よりとても可愛いのだ。
アシナはレザーのことが大好きだ、弟がいたのならばこういうものなのだろうと思う。
そうして今日も彼女の日記には、レザーがのびのびと暮らす様が綴られている。
キャラクターストーリー4
パソコン、スマホ、プレステにニホン……。
アシナの言葉には聞きなれない単語が偶に出てくるが、それらについて質問しても彼女は困ったように笑って言葉を濁し、「これ以上は聞くな」と言外に告げてくる。
どこかの騎兵隊隊長のようにそこ突く者も時にはいるが、そういった人々は必ず首筋が冷たくなるか唇が凍えるかして喋れなくなる。
アシナは理解してもらえない孤独感をわざわざ味わおうとは思わないが、”外”から来た旅人に対しては少し期待をしている。
キャラクターストーリー5
アシナには二つの名前がある。
一つはアシナという、この世界で生きている女の名前。
一つは■■という、別の世界で生きていた女の名前。
どちらの記憶ももっているため、どちらでもあると彼女自身は認識しているが、彼女はアシナとしか名乗らない。
もう片方は誰にも教えられることなく彼女の中で眠っている。
神の目
アシナには生まれた時から身に着けている物があった。
旧い一族の中の遠い遠い血縁が持ち主だった神の目――もう、何の力も持たない抜け殻。
アシナはそれになんの感情もない。両親に「身に着けろ」と言われたから身につけ、同じ時をすごした。
数年前の雷雨の日だ。
湿った土と血と獣の匂い、降りつける雨と雷の轟く音。そういうものを感じながら、アシナは氷のように冷たい体で「自分は死ぬのだ」と何の感慨もなく思っていた。
ただ一人その場に立っていた少年が元素を纏い、その紫電が瞳を焼いた瞬間。アシナの頭にはこの世界でない世界と、そこで生きていた女の記憶が蘇った。
肉体の痛みが比にならない暴力的な記憶と知識が体の内を書き換えて、アシナは彼女になった。
苦しみの果てに少年が復讐を終えた時には、抜け殻だったはずの神の目は彼女に共鳴して冷たい氷の光を宿していた。
纏う元素のせいか、彼女の体は今も氷のように冷たい。
旧き一族の指輪
王狼の瞳のように煌めく青い石の嵌った指輪、一族の証明であるそれをアシナはいま身に着けていない。
アシナの一族はアンドリアスの齎す寒さで生き、アンドリアスが力のみを残して自身を封じてからは彼を祀って暮らした。
バルバトスがモンドの地を平定し、人々が彼の残した地で暮らしていても、一族には関係がない。彼らのすべてはアンドリアスのためにあり、モンドのためではない。人々が何を築こうと、世が移り変わっても、一族は狼達と森で暮らした。故に、モンドの人間の歴史に彼等は残らない。
人間嫌いのアンドリアスがアシナを受け入れているのは、この一族が彼の血を受け継いでいるからかもしれない。

ボイス(クリックで開閉)

▼はじめまして
「わたしはアシナ。森の外にはあまり出ないけれど、貴方のお手伝いならどこにでも行くわ」
▼おはよう
「おはよう。朝ご飯はしっかり食べた? 身嗜みは……うん、これでよし。さぁ、行きましょう」
▼こんにちは
「もうあんなに太陽が上にある。ご飯もいいけれど、そろそろお昼寝をしたいわ」
▼こんばんは
「今日も月が綺麗ね、すごしやすそう」
▼おやすみ
「眠いの? じゃあ、眠るまで一緒にいてあげる、おやすみなさい」
▼世間話・同行
「誰かと一緒にお出かけするのは久しぶりなの。今日はどこにいくの?」
▼世間話・森
「森の皆は大丈夫かしら、心配だわ……」
▼雨の日
「雨は草木 の成長に必要ね。雨音を聞くのは落ち着くわ」
▼雨上がり
「ほら見て、雨が上がったわ!」
▼雷の日
「雷、雷は……少し怖いわ」
▼雪の日
「雪は綺麗。降りすぎても困るけど、寒い日は嫌いじゃないの。あっ、暖かくしなきゃダメよ?」
▼アシナ自身について
「わたしは奔狼領で暮らしているの。あそこは人はいないけど、狼達がいて賑やかな良い場所よ」
▼狼について
「狼とわたし達はルピカ、家族なの。ずうっと昔から、代が変わっても、あの森で一緒に暮らしてきたのよ」
▼王狼について
「アンドリアス様はあまり人間が好きではないけれど、とても優しい方なのよ」
▼「神の目」について
「神の目はとても便利な力ね。食材の保存にとても役にたつし、暑い時もすぐに涼しくなれるし……。戦いの為に使うのはあまり得意じゃないの」
▼シェアしたいこと
「狼を抱き締めるとふかふかしてとても気持ちがいいのよ。森の皆は優しいから、きっと貴方にも許してくれるわ」
▼興味のあること「レザーはこれからどんなお友達をつくるのかしら……。貴方みたいな素敵なお友達がたくさんできるといいなと思うわ」

▼レザーについて・家族
「可愛いでしょう! 血は繋がっていないけれど、レザーはわたしの弟みたいなものなの。あの子が赤ん坊の頃から、ルピカ達と見守ってきたの」
▼レザーについて・困惑
「レザーってスキンシップが結構大胆で……。うーん、皆に似たのかな? うん、多分そうね! ただやっぱり、狼がするのと人がするのとだと、ちょっと、ちょっと傍から見た時のこう……ね!」
▼クレーについて
「クレーはいつも元気いっぱいなレザーのお友達よ。可愛いけど……たまに森の皆を酷く驚かせるの、山火事にならないといいけど……」
▼ベネットについて
「レザーのお友達の男の子ね。冒険者らしいけどなんだかいつも大変そう、大丈夫なのかしら?」
▼ガイアについて
「酒場でたまに会うのよ。彼って、なんだか胡散臭い表情をしてると思わない? 昔はもっと可愛かったような気がするんだけど……このくらい小さかった頃はよくお兄さんと一緒にいたんだけどね」
▼ウェンティについて
「あの子が何者だろうと、それはわたしには関係がないんだろうけど。あまりアンドリアス様には会わせないでね、ちょっと機嫌が悪くなるから……」

▼アシナを知る・1
「貴方、とても優しい声がする。お菓子は好き?」
▼アシナを知る・2
「わたしの一族はずうっと昔からアンドリアス様と一緒にいるの、だから風神に添ったモンド自体の歴史には疎くて……。本で読んではいるけれど、清泉町の子供達の方がモンドの歴史には馴染があるでしょうね」
▼アシナを知る・3
「人のかたちの家族はもう皆いないの、でも家族は沢山いるわ。レザーも狼もアンドリアス様も、この森がわたしのルピカだから」
▼アシナを知る・4
「狼の皆やレザーよりわたしはずっと長生きだから、賑やかな森にいるとたまにふっと寂しくなるの。だって、いつか来るとわかっていても、家族との別れは寂しいものでしょう?」
▼アシナを知る・5
「テイワットではない何処かに行きたいと願う時、わたしには一つだけ思い浮かぶ景色があるわ。それがどこかは内緒だけどね。いつか貴方もあの世界に渡るのかしら……」
▼アシナの趣味
「皆を撫でたり抱き締めたりするのが好き!お返しとばかりに甘噛みされたり舐められるけど。……あの、狼の話よ?」
▼アシナの悩み
「レザーがいつ人間のところに戻ってもいいように色々と教えているけれど、言動には反映されないのよね……」
▼好きな食べ物
「お野菜と甘い物とお酒と……そうだ、エンジェルズシェアのググプラムのジュースは飲んだ?」
▼嫌いな食べ物
「レザーのお姉さんに嫌いな食べ物はありません」
▼贈り物を受け取る・1
▼贈り物を受け取る・2
▼贈り物を受け取る・3
▼誕生日…

▼突破した感想・起「あら?少し強くなった?」
▼突破した感想・承「力に振り回されないようにしなきゃね」
▼突破した感想・転「どんな力を得ても、穏やかに暮らしたいものね」
▼突破した感想・結「戦うのは好きじゃないけれど……ここまでしてくれた貴方が力を求めるのなら、わたしはそれに応じるわ」

▼レザー:アシナについて・ルピカ
▼レザー:アシナについて・番
▼ベネット:アシナについて
▼ディルック:アシナについて
▼リサ:アシナについて

諸々

オリジナル料理:一家相伝・肉のプラム煮(北地のリンゴと肉の煮込み)
アシナのオリジナル料理。
一族に伝わる肉のプラム煮を、さらにアシナの家独自の味付けをしたもの。
再び誰かとこの料理を食べるようになってから、アシナの笑顔は明るくなり、味も良くなった。

旧き一族
璃月の地底で暮らしていた長命種。
魔神戦争によって住処を追われ、当時アンドリアスの吹雪で閉ざされていたモンドへ移動。 寒冷であることと弱まった日光によって命を延ばし。アンドリアスを感謝し敬い、彼の近くを居とした。
血筋の途中に王狼の血が入り、ゆっくりと地上に適応している。平均寿命は200才程度だが、活動に適さない地上にいるため大体の者はそれよりも早く亡くなる。
一族の人間の名前はモンド風ではないのは、かつていた璃月の影響。